東芝の株主総会、出席株主最少に 事業売却に不安の声も(朝日新聞デジタル)

東芝は27日、千葉市幕張メッセ株主総会を開いた。綱川智社長が、昨年12月の増資などによる債務超過の解消や、長期化していた半導体子会社「東芝メモリ」の売却手続きの完了を報告。元三井住友銀行副頭取で4月から会長兼最高経営責任者(CEO)を務める車谷暢昭氏が、5カ年の新経営計画を年内につくって再建を進める方針を表明した。

 会場の株主からは、上場廃止の危機を救ったとして経営陣にエールがおくられた一方で、「残った事業で何に注力するかが見えない」などと、収益源だった事業を売却したことを不安視する意見も出た。「社外取締役は単なる名誉職ではないのか」と、不正会計問題や原発事業の巨額損失を招いた企業統治の稚拙さを心配する株主もいた。

 会社側から提出された取締役12人選任などの4議案は、賛成多数ですべて可決された。東芝によると、出席した株主数は記録のある1999年以降で最少の619人。ピークの2014年6月は6396人が出席していた。